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01/10
また延期になる工房訪問。
こんばんは。予報が出ていたとは言え、北陸の豪雪は予想以上です。なんとか、これ以上大事にならないことを祈るばかりです。

いずれにしろ、緊急事態宣言が出てしまったので、予定していたこちらの工房再訪問も延期です。

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石川県は九谷焼で有名てすが、ぞれぞれの工程は分業制になっています。陶器の原形が出来上がると、次は上絵付の窯元の出番です。昨年訪れたこちらはその一つ、錦山窯さんの工房。高い金彩技術を誇ります。

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普及品であっても、このように下絵の位置決めは、陶器一つずつに目視で写していきます。見ているだけでも、思わず息を止めて集中してしまいます。

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こちらは、人間国宝の吉田美統氏。氏の手がけられる作品は、もちろん転写など一切なしで、一点ずつ全工程筆で描かれていきます。御年88歳の名人ですが、気さくに被写体になって下さいます。

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金箔は単体では薄すぎて加工できないので、和紙にサンドイッチした状態で、切り出しておきます。この状態で準備してあるのものは、初めて見ることができました。

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パーツがすごい点数になるので、デザインの時点で各部分に番号がふってあります。下絵というより、設計図という趣があります。

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最終作品の一例です。上の写真とは違うデザインですが、どれだけ繊細で手間のかかる工程か、想像できますよね。

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常に新しいチャレンジをされているということで、例えばこの大きな蛇の目傘にも、目立つ金彩が施されています。が、開閉する傘ですから、かなりストレスがかかり、耐久性保持が難しそうですよね。

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