こんばんは。東京地方、日没後から強めの雨になりました。週末に接近しそうな台風19号は、かなり大きそうですね。私、京都でスクーリングの予定なのですが。。。

さて、今日のエーゲ海記事は二番目の寄港地、クシャダス港上陸からです。


ここは、エーゲ海沿岸でもトルコ領の港で、３０００年前から栄えたエフェソスの遺跡への入り口になります。現在遺跡まで１８ｋｍありますが、もともと港はエフェソスに隣接していたものが、地震などの自然の力によって、どんどん移動してきたそうです。


紀元前２－３世紀に、ローマ帝国の一部となったため、現在残る遺跡はたいていその時代のもので、イオニア文明の名残はほとんど見られません。今回のブログでは遺跡の記事が多くなるので、建物遺跡など見た目の似ているものは、なるべく重複を避けていきますね。この写真ではヒツジの像が塀の上に並んでいて、当時は羊毛・羊皮など、ヒツジが生活を支える重要な動物でした。


こちらの女神ニケのレリーフは、ヘラクレス門の装飾だったそうです。ご存知の方多いと思いますが、スポーツシューズのNikeの語源ですね。ニケの肖像は、あちこちにありますが、これは形も完璧にレの字になっていて、まさにロゴを思わせます。


ローマ時代なので、大理石の造作がほとんどですが、この写真はなんと大理石のトイレ！　しかも水洗です！　男性はこのように隣同士腰掛けながら、ゆっくりお話したのだとか。女性は個室を使ったそうです。


歩道も大理石なので、滑りますよね。この写真は、石に刻まれた滑り止めです。２０００年前からずっと、歩行者を支えてきたんですね、すごい！


この地味な囲いは、なんとクレオパトラの妹、アルシノエのお墓です！　なんでも、アルシノエはクレオパトラより格段に美人であったために、姉に嫉妬され毒殺されたという説があるとか。


以上、普通に書いてきましたが、この日も３０℃越えの猛暑日で、日本人には慣れない超乾燥気候。遺跡を出たところに、良いタイミングでジューススタンドです。トルコですから、名物のざくろジュースをオーダーしました。


写真のお兄さんが、手動の圧搾機で絞ってくれたザクロジュースです。２ユーロでこんなにいっぱい入ってますが、自然の果汁だけなので、しつこくなくいっきにいけます。

さて、この後は船に戻ってご馳走ランチの予定です。